賃貸に付き物の敷金、その扱いは

賃貸契約に付き物なのが敷金です。最近では契約時の敷金なしの物件も増えてきましたが、まだまだ欠かせない物のようです。大抵は家賃のに二ヶ月分程の金額で、退出時の修繕に当てられ、差し引きした残金が戻ってくる形です。しかしこの修繕費というのも不透明で、実際には大家さんや管理会社の提示する金額に従っているのが現状ではないでしょうか。私が以前契約していた賃貸アパートは不動産業者が不当な修繕費を提示し敷金では賄えないと言ってきたので再調査を依頼したことがあります。壁紙の修復に費用がかかると言うのですが、どう見ても金額が高いと感じたからです。今にして思えば当時はまだバブル崩壊前で、やや高飛車な態度をとる不動産会社もあったためだと思います。しかし幸いにもこちらの申し出に従って敷金内で収めてもらうことができました。
敷金にはこうしたトラブルも起こりかねない、やや曖昧な部分もあります。また、10年以上すみ続ければ経年劣化で敷金はそのまま返金される、という話も聞いたことがあります。実際我が家は14年住み続けたアパートで退室時に返金がありましたが、この時は大家さんの意向でアパート解体による立ち退きだったため、この返金が純粋に敷金の返金だったのかは定かではありません。いずれにせよ、賃貸の契約時には敷金の内容についてしっかり把握しておく必要があるかもしれません。
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