社宅扱いの賃貸アパートで感じたこと

我が家は以前主人の仕事の都合で転勤した時に社宅という名目で民間アパートに住んでいたことがあります。結婚してからずっと賃貸生活だったのでアパート暮らしには慣れていましたが、社宅扱いとなると少し勝手が違いました。まず家賃や光熱費は給料から天引きされるため、実際に自分で支払いをしている感覚がありませんでした。特に光熱費については明細を手にすることがなかったため、どの位使っているのかまったく感覚が掴めませんでした。
しかも、同じアパートの他の世帯は会社とはまるで関係ない人達が暮らしていた為、社宅という感覚もまるでなく、まさに賃貸アパートそのものでした。結局このアパートには四ヶ月程住んで、主人は会社を退職することになったのですが、その時改めてこの部屋が社宅扱いだったことを痛感しました。それは当然のことながら退職と同時に部屋を退室しなければならなくなったからです。仕事と住まいを同時に失う。これ程大変な事はありません。退職の理由が主人の体の不調だったため次の仕事先も住まいも決まっておらず、転勤前に住んでいた辺りに戻ることになりました。同じ賃貸でも自分が契約している場合と社宅扱いではまるで違うのだとその時実感したものです。
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